私、いま三味線の勉強を突貫工事でやっております。三味線とか和太鼓とかの和楽器は前々から興味もありましたし、日本の音楽を取り入れる我がWaFooのメンバーからも是非やってくれと言われてはいたのですが、いろいろと諸事情があって始めることができませんでした。それはチェロの方で手一杯だったのと、面倒くさかったことと、楽器自体の値段が高かったことと、面倒くさかったことと、本業のベースやアレンジの仕事が忙しかったことと、面倒くさかったことと、面倒くさかったことが主な原因でございました。そのような状況のなか、うちの伯母たちに三味線を買っていただき、退くに退けなく………、いやいや、待ち望んだ状況になったというわけでございます。そんで、仲間うちで遊んでるうちは良かったのですが、ニューヨークの尺八の師匠をコンサートで迎えることになったから、さあ大変。マルコ・レイナード氏はスイス人でありながら日本に13年間住み、日本の伝統音楽を徹底的に学んで来た生粋の尺八奏者です。私のように、あっちゃこっちゃに手を出してるミュージシャンとは月とスッポン、アントニオ猪木とアントキの猪木、舘ひろしと猫ひろしぐらいの差がございます。
それでコンサートのためにマルコ先生とリハーサルをやったんですが、まずは格の違いをまざまざと見せつけられました。マルコ先生の尺八が入っただけで、我々の楽曲がガラっと変わりました。我々も日本のテイストを出すために今までさんざん試行錯誤してきたのですが、マルコ先生はそれを一発でやってしまいました。邦楽のプロフェッショナルの力を思い知らされましたよ。
それと同時に、おそらく私の芸歴15年のプロ生活の中で、ある意味一番難しいリハーサルだったかもしれません。私のつたない三味線の演奏ももちろんなんですが、もっと根本的な問題があって、マルコ先生と呼吸が全然合わなかったんです。分かりやすく言うとタイミングです。これが邦楽のミュージシャンの呼吸なんでしょうけど、休符が曲が終わってしまうかと思うほど長いです。休符を埋めるように私がフィルインすると、よけい長く入って来てくれません。そして四苦八苦してる私を見て、マルコ先生が流暢な日本語で言います。『もっと琵琶のように弾いてくれませんか。あと、バチは使わないで指で弾いて下さい』。琵琶?琵琶の演奏なんか、実際に見たこともありません。でもこの琵琶を弾くようにっていうのは、きっとマルコ先生なりのヒントなんだろうなぁ。今までやってきた、うそんこ邦楽が全否定された感じです。ハァ、もうリハのあいだ中、ずーっと頭をかかえていました。三味線って私のような汚れミュージシャン風情が手を出してはいけないものだったのかもしれませんねぃ。本番は今週末なのに。ああ、頑張らんと。
|
マルコ先生と ゆーきちゃん |
あとの有象無象 |
マルコ先生率いる『太鼓座』のホームページはこちら
www.taikoza.com
最近、思い立って mixi や MySpace や Blogger のいわゆる SNS の環境を整備してます。前々から私のような個人経営の自営なんちゃってミュージシャンにはSNSが有効手段であり、もっと言えば最重要なマーケティング・ツールだと言うことは分かってはいたのです。しかし私は生来の無精者。今の今までなかなか重い腰が動かなかったのですよ。でもね、私、今年こそは攻めていくと決めたのです。今年こそは行きまっせ。攻撃型シフトで行きまっせ。SNSを真面目にやって、今年こそ仕事を増やそうと思いたったのでございます。「日記をこまめに更新して、自分の予定を載せていけばいいんですよ」とは、SNSの先輩である、うちのルームメイトのノリちゃんの言葉です。ちょっと面倒ですが、週一ぐらいの更新だったらできない事もありません。しかし、そのあと彼はこう悪魔の一言を付け足したのでした。「それで友達をどんどん増やしていけばいいんです」。一平はこの時、この作戦を遂行するにあたって、極めて重大な問題に直面しました。




